設計段階で聞かれるのが「窓,どこにしますか」
これは配置だけではなく高さも含まれる。
ところが高さって千差万別。
面倒で「一般的・標準的な高さで」で済ますと,こういった問題が起きる
・防犯面で不安な高さに窓がきた
・窓の下に家具がはまらない
・日常的に開け閉めできない高さになった
実際にウチで起きた事項。
特に防犯面で不安な高さに窓がきたのは窓関連では最大の失敗。
境界の壁がなければ外からは届かない高さで設置された。
けど,建築後境界の壁を整備したら。壁を踏み台に窓に簡単にアクセスできるようになってしまった・・・
おかけでこの窓は開くのにフィックス扱い。
というかどうせ開けないならフィックスの方が防犯性は高い。
こうして最悪の窓ができあがった。
窓の配置ってある程度設計ができてから考えることになる。
ここで問題なのが「この部屋のこのあたりに窓」が簡単にはいかないこと。
・光の量が足りない
・耐震面で配置不可
・防火対応品がない
こんなんで予定という名の勝手な想像に基づく窓がことごとくはまらない。
なので予算やデザインで妥協に妥協を重ねて予定に近いものを選ぶ。
そのころには「高さ」はほぼ頭にない状態。
結果,最悪の窓ができあがる。
これからの人には十分気を付けてもらいたい。