おっさんは伝えたいんです。

地方都市で新築した40代おっさんの備忘録です。ただただ書きたいことを書いていきます。

家を買わない人はバカを見る

最近ネットで見たもっともらしい記事ですが,これもまたある一面でしかとらえてない記事だと思います。

 

この記事にあるとおり,賃貸における賃貸料は「養分」です。

 

けど賃貸にはその養分をどこに与えるかという選択肢はあります。

 

4人家族のときには新しめ・広め・賑やかなエリアのマンション

 

夫婦2人になったら古め・狭め・利便性が多少落ちる平屋の戸建 とか

 

でも家を買ってしまうと,そういった選択はできません。

 

また転居が簡単という理由を「=転勤」に限定して表したのは,わかりやすくするために敢えてだと思いますが,正直どうでしょうね。

 

世間には様々な事情で居住地の移動を余儀なくされる方ってかなりの数います。

 

病気療養,近隣問題,子の進学,それこそ転職での移動はよくあるでしょう。

 

というか転職による地方への移住なんて国策みたいなものでしょう。

 

こういった事情を全く除外しての「家を買わない人はバカを見る」は,ハウスメーカーや売買仲介を主にする不動産業者の目線でしかないと思います。

 

また,高齢になったときに賃貸でいれるか。という問題は事実としてあります。

 

ただ,これは「高齢者」だから問題なのではなく,身寄りがない・資産がないから問題になるのです。

 

20代の生活保護受給者と80代の年金受給者,どちらもリスクは一緒です。

 

更には「老人ホームに入るなら家を売るという選択」「70代にはローン支払も終わる」などとありますが,不動産はよほど条件が良くない限りすぐには売れませんし,新築物件だってローンが終わる頃には築20年を越えた市場価格ほぼ無しの老朽化している家です。完済に至るまでにローンとは別に修繕費がいくらかかった事でしょう。

 

という訳で,私は家は「買うのはバカ」「買ったほうがイイ」とかではなく,「すぐ換価できる目途がついている家」以外を買うのがNGだと思います。

 

ちなみに「買った家はいったん賃貸にして」は絶対にダメ。

 

管理も難しいし,明渡も自分の都合ではできないし,場合によると立ち退き料の支払いをしなきゃいけないかもしれないし・・・自分の家なのに。ですよ