土地の探し方。は前記事で触れたところですが,探している最中に地上げの候補としたのは倍以上の10か所~15か所位あります。
しかし,実際に資料を集めて依頼したのは5か所でした。
その理由は何か。
対象から外した土地は,【後々の苦労が目に見えていた】ためです。
その一例ですが,私の住んでいる地方都市では,冬になるとそれなりの降雪があるため,行政による道路の除排雪作業が入ることになります。
しかし,その作業は一日でできる範囲に限度があるため,管轄や交通量,道幅によって優先順位が異なります。
例えば,北8m幅道路,南4m幅道路に挟まれた2つの土地があるとします。この場合,どちらかというと南道路に面している土地の方が,価格も高く,人気があります。
不動産屋もおそらく南側の土地をおすすめするでしょう
ただ固定観念でこの南側を購入すると,この地では冬に泣くことになります。
理由は,8mの道路は行政がある程度の除排雪を行いますが,4mの道路にはおそらく一切行政の手が入らないからです。
この面倒さは,ここで書くと超長文になるので書きませんが,行政が入らない=自分でなんとかしなきゃいけない。が冬の間,毎年続くことになります。
もちろん,これは【この地を含む降雪地帯】に限った話ですが,エリアによっては南側が低位になっていて,豪雨のときに家の前が川になる。なんてこともありえます。
近年はハザードマップを示しての売買になっているので,判断はしやすくなっていると思いますが,土地選びの際は,気を付けないといけません。